剥がした僕で創られた君という偽物(フェイク)

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そろそろ美大に行きたい理由、考えなくちゃいけない。
わかんないなんて言いつつも、そこまで浅はかではない、と思ってる。

わたしが普段思ってること。
まず、誰かに影響を与えられる人で在りたいと思ってる。
これはここ最近ずっと。
彼と関わるようになってから特にかしら。
わたしは彼に色々影響させられたけれど(良い意味でも悪い意味でも、)わたしは彼に何を与えられたのかしら、って。
なんだかarthurはひどく気に入ってくれたみたいね。
Twitterでも歌詞botまでフォローしてるし、第一彼は嘘を言わない(って信じてる。)から。
でも多分只の友達には変わりないのだろうな、あの人の中のわたしは。
大会なんかに行くと、よくわたしの絵を写真に収めてくださる人がいるのだけれど、あれがこの上なく嬉しい。
大概そんな光景にしばし恍惚してしまう。
だって、何処の馬の骨かも知らないような見ず知らずの女子高生が描いた絵を、わたしだって見ず知らずの人が写真を撮るなんて、なんて素敵なことなのかしら!
お互い知らない人だけれど、確かに絵で繋がっている。
その人はどんな形であれ、わたしの絵を気に入ってくれたのだ、それは技術かもしれないし、雰囲気かもしれないし、どちらにせよ、何かしらの魅力を感じてくれて。
それで、その人が自分の居場所に帰って、わたしの絵を紹介する。こんな絵があったんだよ、こんな風に思ったよ、と。
それで誰かも知らない人の人生がまたひとつ豊かになる。
去年の展覧会の時はすごくそれを感じられたから、素敵だった。
誰かが私たちの絵を見るためにわざわざギャラリーに足を運んでくれて、そしてそこで私たちは何かを与えた、それは確かなこと。
絵を通して繋がったわけです。
それでわたしは、普段の生き方もそうであればいいと強く願う。
わたしは憧れの人がたくさんいて、憧れなんて追いつけないからしない方が楽なのだけれど、それでもやっぱり素敵だと思う人がたくさんいて、その人たちに色んな影響を受けている、日々何かを。
もしわたしも誰かのそんな存在に、欲を言えば誰かの生きる糧くらいの人間になりたいのだけれど、なれたら、それはこの上なく幸せで光栄なことなのだと思う。
あの子がわたしのことを羨ましがってくれてたって知って、わたしは本当に嬉しかったから。

誰かの人生を狂わせてやりたい。
わたしがsyrupや美術部から受けたくらいの衝撃で。
もちろん良い方向でね。
君がいなきゃ駄目なんだ、って、言われてみたい。

だからわたしが美大に入りたいのは、何かを創り出すことによって、誰かの人生を豊かにしたいから。
もっと利己的に言い換えると、誰かの心の中に自分の居場所が欲しいから。
誰かに求められたいんだわたしは。
そのためなら絵を描き続けるし、たった一人でもいいから、わたしが彼や彼女たちに感じている思いを抱いてほしい。

だからわたしは美大に入って、もっともっとそういう感覚を味わいたい。
人を幸せにしたい、だなんてキレイゴトだけれど、つまるところはそういうことがしたくて、こういう道を選ぶのだ。