入れ込まないその態度、

#

好みが似ていると嬉々としていた彼のこと、横目で見つつそうかなあなどと思っていたくせに、食の好みはさておき考え方など似ているのでは、と思う今日この頃。
何か、対象との距離の取り方とか、良くも悪くもドライというか入れ込まないその態度、好きなものでも距離を置く、本当に似てるな、って思って急に親近感が上がった。
盛者必衰とか言ってたっけ。
葡萄酒、飲みすぎて記憶がおぼろげなのがなんともださい。わたしどうやって銀座から日比谷まで行ったのかしらん、そりゃあ連れて行ってくれたんだろうけど、
ミッドタウンの中?なんとなく大階段の前を通ったような、別の日だったような。そもそも何階かも覚えてないし、御手洗いに行った気もするけど場所も朧げふらふらでよく行けたなと寧ろ自分に関心する。
一体何を話したんだろうか、という一抹の不安もあり、そもそも一軒目の古き良き居酒屋で私の記憶では寄りかかっていた気がするのでとんでもなくはた迷惑な客である、そしてそんな女を連れている男にしてごめん、という。
帰りの電車はそれはそれで途切れ途切れに記憶があるのがまたたちが悪い。酒が入ると甘えるのは自覚済みだしまあ気が大きくなるのを良いことに狙ってやってる時も結構あるけど、何も恋人にすることない。
終始寄りかかっていた気がする、というかこれは多分気の所為でなく寄りかかってた、し、くらくらしてたけど離れようとしたら頭をぐっとされた気がするので私は満足な気持ちになった記憶もうっすら。
帰ってからも、どのタイミングでどんなセックスしたかぼんやりしてる。シャワーは浴びたんだろうけどまるで覚えてない。確かにした気はするけど、虫食いみたいに思い出せない。
記憶とばしたことなんてほぼないのに。酒で記憶をなくす人間たちはこんなもどかしい思いをしているのか。