睫毛を滑り堕ちた星屑

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こんなことを言ったら反感を買っちゃいそうだけれど、彼って可愛い。
普段いじられ慣れてないとあんなに素直な反応をするのね!
普通に話してるだけでも意外な一面の発覚づくしでにやけるって言うのに、
そんな態度されたら萌えるじゃないの。
大体昨日といいこの間の電車といい、第3ボタンまで開ける貴方が悪い。
わたしが鎖骨フェチなことを知っててそうしてるんならもう確信犯ね。
でも何で開けるの?って聞いたら、楽だからって答えた彼にはきっと、
悪気も思惑もないのよね。
そのくせ、わたしが鎖骨…って言ったら照れて隠しちゃうんだから。
そこまでしたんなら潔く見せといてよ。
実際わたし、会話中、彼の腕やら首やらを凝視しているのだけれど。
もう少し腕が細くて白くて血管が浮き出ていたら言うことなしなのに。
そして腕まくりを肘が出るか出ないかの際どいところでやめてくれさえすれば、
首筋は好き。多分横向き加減で筋なんかが見えたらわたし、抱きつく。
指は長くてすっとしてるほうが好みだからニアピン。
声は何だか落ち着くから問題なし。わたし声フェチじゃあないしね。
顔、は基本的に慣性が働くから何だっていいけれど、強いて言うなら
もっと常に笑顔でいてくれれば。そうすれば先輩と瓜二つだから。
髪の毛は清潔であれば、あれはあれで嫌いじゃないからどうとも思わない。
爪。たまにうう、ってお方がいますけれども、彼じゃない。
足。知らない。知らない…!知りたくもない。
身長。わたしより高いからそれだけで問題なし。
いつの間にか品定めみたいになっていて失敬。
出来ることならセンスの良いリュック希望。
キーホルダーやらチャームは十分お洒落なんだから、本体をどうにかしてよ。
あのたまに持ってくるカラフルなリュックは素敵だけど、
いつものほうは山登りみたいで嫌、そもそも多機能リュックのような
メッシュやらゴム紐やらが付いたポケットだらけのやつは嫌いだ。
わたし何様のつもりなのかしら。失礼にもほどがあるのでこれにて終了。
でも昨日の鎖骨の反応はご馳走様でした、だった。