オカルト的幻想的少女

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料理のこと。
素的なお嫁さんになるどころか自炊も出来ないねと友達と話していて、
でも彼は私の作ったお菓子を全て美味しいといってくれるので、
とても幸せな顔をして食べるから、
クッキーも生チョコレートもティラミスもガトーショコラも、
お菓子の腕には結構自信があるのだけれど、
自分で食べても美味しいと思うので。

料理。
あと彼のエロさと
最近ちょっと冷たいのと冷たいのと冷たいことが悩みの種。
メールも夜までくれないし送っても返事が遅いし話題を振ってくれないし無言で帰るし。
家に来たらセックスしかしないしそのために家に来たがるし
私の方は彼に対して不満があるのに彼は私に何も不満がないって言うし。
嫌なところがないのは素敵なことだけど
私は聖人君主なわけではないし欠点なんて探せばいくらでも見つかるはずなのに
それでもそんなことを口にしないのは痘痕に笑窪ってやつでしょう。
彼の三大欲求はお腹と生活習慣と会話における積極性ってところかしら。

私が一番許せないのは彼が女の子と遊び歩いていることじゃなくて、
独占欲ってものを彼はてんで解ってくれていなくて、
友達の家に気軽にお泊りしたり
家族と休みの日にお出かけしたりすることが普通だと思っていて、
私に話してっていうくせに彼の方は実はあんまり話してくれていないこと。
手の怪我とか、いつもいつもメールしてるのにそんなことは一言も言ってくれなかったし、
私に事前報告してっていったのに、
先輩と大通のCDショップに行ったことを黙っていたこととか、
そういう私が憧れているのに体験できないようなことを何でもない風に話すあの態度とか、
私が知るわけないのに押し付けてくる情報とか。
彼は私に自分の好きなものとかを知ってほしくて話すんだろうけれど、
私からしたら自分の無知さを痛感するだけだし、有難迷惑だし、

私達はものの根本的な考え方とか根暗さとか価値観は似ているんだろうけれど
趣味とか表面的な性格とかはまるで違うし、
いまいち通じ合えないところがあるし、
将来の方向性とかがずれちゃっているし、
彼だって自分の家庭生活を見せてくれていないくせに、
それで私にだけ色々話してなんてフェアじゃない。