君の眼は誤魔化せない

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言い過ぎなのは解ってるし自分を卑下し過ぎなのも解っているけれど、昔を振り返ってもあまり良いことなんて起こらなかった。小さい頃の記憶なら幸せなのかもしれないけれど、小学生とか中学生時代の記憶なんてもう最悪、って言いたいところだけど嫌で嫌で仕方なくて羞恥と後悔の塊だった為に記憶の片隅に追いやっちゃって、実際今言葉にしようと思っても出てこないのが事実。そんなわけやあんなわけであまり人間、幸せ、その他の類と接触しないように生きてきて、ここ最近ついに片思いの相手が途絶えて、嗚呼これはもう本当に冷めた人間になっちゃうんだななんて思い始めたところにやってきた高校三年生って言うまさしく青春、青い春。彼氏に愛されて3年越しの片思いが実って絵が上手くなれて私のことを理解してくれる人が増えて回りに素敵な人がたくさんいてバイトもできてその先輩方が今も優しくて高校生のうちにやっておきたかったことをほとんど、限りなく全部彼が叶えてくれて、今までの人生の分今がこんなに良いんだって思うくらい何もかもが素晴らしくて、もちろん素晴らしくないことも起きているんだけれど、それが霞んじゃうくらいの充実感と幸福感が溢れていて多分この先私はまた堕落していくんだろうと思う、でも不思議と怖くなくて、こんな穏やかな日々が続くと思ってしまう自分がいて、彼との遠距離なんて今の私には想像もつかないし、でも彼と結婚と言うのはなんだか違う気がして、自分勝手な理由だけど結婚する前にもう少しいろんな男を経験してみたいって言うのと、後彼の性欲がなんだか怖いのと期待にこたえて挙げられない不安と悩みと自己主張ってなんだかわからなくなってしまうのとでちょっと悩んではいるけど、でも要するにあたしの小学校と中学校時代の苦痛は今、まさにこの今の為にあるのだという実感。