間の数センチメートル

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彼と水族館に行った、付き合い始めて今でだいたい4ヶ月めなのだけれど、私は変わらず大好きだし彼も変わらず好いてくれている。
変わってくることももちろんあって、私はだんだん口の悪さが露呈してきたし彼も言葉が鋭いときがある。
我が強いのは感じてたけどそれが度々気になることが増えて、言葉遣いは優しいんだけれど私は苛々としてしまう。
でも私も向こうも良くも悪くもこれはこうだ、と自分の中で結論付けている物事が多いゆえにどうでもいい言い合いをするのは楽しい。
ものを生み出す側の人間であって日々を考えて生きている人で良かった、物事に対して自分の意見がない無関心な人間ではなくて良かった。

大学生になって私の周りにいる人、殊に親友や恋人や、母親も、中学高校の私がまさに偉そうに見下して嫌っていたタイプの人間で、でも今の私は彼彼女らが大好きだからおもしろい。
茶化してイヤホン奪う人間なんて大っっっっ嫌い、だし同じ環境にいたら私は見向きもされないしむしろ馬鹿にされていたと思う。
馬鹿な女も大嫌いだけど彼女は底抜けの馬鹿じゃないから好き。
過去のことなんて考え直したってどうしようもないけれど、もし高1の頃のあのイケメンに会ったのが今だったら、多分おそらくうまくいっていたのかもしれない。

今の私はとても恵まれてると思ってるし、当たり前なんて思えることはなくおごることもなく日々感謝して生きてるつもり、それになぜかこれって失う気がしない。
私自身が行動して作り上げてきたものだからかもしれない。回りまわって私から働きかけなくても誘ってくれたりチャンスが回ってきたりするのには本当に感謝しかない。
誰かに特別に好かれるというのは誰かに特別に嫌われるということ、敵は殺されないレベルならいた方が楽しい、と思っているけれど、私にあからさまに敵意嫌悪感を向けてくる人はいないみたいだ。
私の認知する範囲内には。それが少しつまらない。

彼はいろんな意味でとてつもないナルシスト野郎だろうな。ナルシー好きだけどさ。
ああいう人間と、自分を持っていてそれがないと駄目になるような人間、どんな風に接すれば良いのかはわかっているつもりだしそうでありたいと思ってはいる。
でも週に一度は必ず会いたい、私はベタ惚れしてるし本当言うと2日に一度は会いたい、でも毎日は嫌、疲れるし嫌気さしそう。
毎週待てずに私から誘ってしまうの、やはり男にのめりこんいる馬鹿女なんだろうな。