絵画分析

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作者    ロレンツォ・コスタ
タイトル  合奏
制作時期  1459/60頃~1535

作品選定の理由
 この作品を見たときに、手に持っている楽器がリュートだな、と思い、
 リュートは確か恋の象徴でなかったかな、と思い当たり、
 もしそうだとしたらこの3人はどういう関係なのだろうか、
 三角関係なのか、そしてこれはどういう場面状況なのだろうか、と
 疑問がたくさん沸き、詳しく分析して知りたくなったので、選びました。


作者    ヤン・ファン・エイク
タイトル  ジョヴァンニ・アルノルフィニと・・・
制作時期  1422活動中~1441没

作品選定の理由
 この絵は何度か見たことがあったのですが、
 私はずっと右手の女性は妊婦だと思っていました。
 また、絵の中の人物は二人とも女性で
 (だって左手の人、スカートみたいなマントだし、私からしたら中性的な顔だし、)
 召使いとその家の主の妻だと思ってました。
 解説を読むと私の思っていた想像がことごとく違ったので
 意外性から興味が沸き、選びました。
分析
 モチーフひとつひとつにけっこう細かく意味が込められてるっぽい。
 それを分析。


作者    フランス・ハルス
タイトル  骸骨を持つ若者
制作時期  1580頃~1666

作品選定の理由
 一瞬、右手でピースマークを作っているように見えて、
 髑髏にピースサインって、皮肉みたいで面白いな、と思って選びました。
 そんなわけでインパクトがあったので選びました。 分析
 少年の見ている方向の意味は?とかとか。


作者    エドゥアール・マネ
タイトル  マクシミリアンの処刑
制作時期  1832~1883

作品選定の理由
マネ自体がもともと私の好きな画家で、
筆のタッチが独特で綺麗で(綺麗に描いているのに的確に布や服の表情を出している)、
その筆さばきは服のなかにある人体の感じもしっかりつかんで描いているし、
また、使う色による絵全体の雰囲気も好みなので、
鑑賞しつつ分析したいと思いました。

線・・・・空や地面の線の曖昧さとは対照的に、人物の線ははっきりとひかれている
     そのため若干アウトラインがあるようにも見えるが、存在感が出ている
     地平線が腰の辺りと高く、あまり安定しない構図だが、地面の下の方の
     暗さなどでバランスが取れている。
面・・・・資料の写真の色が暗く不明瞭なため、
     他のインターネット上の同じ絵を参考にしました
     服のしわや光をうまく利用し人体を面で追って描いている。
     肩甲骨が突き出していていたり、一番左の男の右足のふくらはぎに筋肉
     がついていて手前に突き出して見えるところなど、服の中の人体の形が
     ちゃんと表現されている。
     地面の影や人物の回りの明るさの変化で、
     地面・海・空の面がきちんと描き分けられている
色彩・・・全体的に落ち着いたトーンでまとめられている。
     だが、補色同士であるブルーとブラウンを近くに置き、
     それに加えて画面中央に比較的
     鮮やかな白が置いてあるため、インパクトがある
     グレーのグラデーションで表された空の色が
     不穏な空気を醸し出している
空間・・・人物の周りのくっきりとした線と明るさの変化によって
     背景との距離感がわかりやすくなっている
光・・・・曇り空であることと処刑という暗い雰囲気上強い光は差していないが、
     光は画面手前側左斜め上から差しており、人物を立体的に見せている。
     銃に光が当たって金属の光沢が出ていることで、武器としての重みや
     恐怖感が表現されている。
配置・増殖
 銃殺隊が群れて、重なり接した配置をとっているため、
 圧迫感があり、重々しいイメージを受ける。威圧的
 地面・空ともに余白部分が少なく画面が人で埋められており、
 それもまた圧迫感や緊張感を出している。
調和・対比
 黄みがかった地面と青の海・グレートーンの空という違いの大きい色が
 上下にほぼ水平に二分されているが、違和感なく背景として成り立っている。
ムーブメント・リズム
 緊迫した状況のため、動きはほとんどなし。
 画面の一番右側の男が唯一動いていると思われる。
 リズミカルな要素はなし。
緊張
 余白の少ない画面構成、無駄な小物のないこと、曇天、
 後ろ向で表情の見えない銃殺隊などから
 緊張感が生まれる。
バランス
 線の部分でも触れたが地平線が腰の辺りと高く
 あまり安定しない構図だが、地面下の方の
 暗さなどでバランスが取れている。
コントラスト
 銃殺隊が着ている服、画面左の男性が着ている服、ともに黒と白のコントラスト
 が強く、印象的になっている。
秩序
 タイトルに入っているにも関わらずマクシミリアン本人が絵の中に
 登場していないことと、銃殺隊の銃の方向がこちら側ではなく向こう側
 の画面外であることによって、むごさや恐怖感の緩和、違和感などが出てくる。


作者    ピーテル・デ・ホーホ
タイトル  デルフトの家の中庭
制作時期  1629~1684

作品選定の理由
 全体的に直線的な描き方が印象的
 で、温かみのある少しくすんだような淡い色彩だったため。

線・・・・家の入り口のアーチを除き、全体的に直線で描かれている。
     また遠近法も明確なため、絵が整って見やすい。
     母親らしき女性の横の大胆な棒の配置や
     家の中と外の境界線が画面中央で直線的に綺麗に分割されて
     いるのも効果的。
色彩・・・全体的にオレンジ系の色でまとめられている
     くすんではいるものの、人物が身に着けている
     服は赤青黄色の三原色
     それがほぼ一直線上に並んでいる
     母親らしき人物の白い服と横の子供の黄色いスカートが
     目立ち、中心二人の人物に目が行く構成
空間・・・遠景から近景が順序だてて描かれている。
     絵に奥行きがある。
     家の奥に見える建物、家の中の女性、裏口の扉と親子、バケツ、箒。
光・・・・画面全体に光が差し込んでいる。
     地面に置かれたバケツに影がないことや、その手前に置かれた箒の
     影が真下にできていることから、時間帯は昼。
     ただ、画面左奥に居る女性は逆光で手前側に影ができているため、
     上にある窓から光が差している。
遠近法・・地面に引いてあるレンガのタイルの淵から、
     右は階段と木箱の境界線、左は家の中の
     壁と床の境目が遠近線として繋がっており、明確に遠近感が
     表されている。
     消失点はレンガ塀の中心あたりにあり、家の塀の一番上の線も
     伸ばすとそのあたりで合流する
配置・増殖
 絵全体を通して直線が用いられている
 家の中外が画面中央で直線的に綺麗に分割されている
調和・対比
 くすんだオレンジのような色で統一されいている
 親子にあたるひかりとその横の女性にあたる光が違う

ムーブメント・リズム

家の中と外の境界線が画面中央で直線的に綺麗に分割されており、
また光の当たり具合も違う為、不自然違和感   

扉変