なんとなくの生半可な気持ちで付き合って、それなのにこんなに悲しくて後悔してるから、次の恋は本当に好きな人と。
私の嫌な感情、彼は全部見透かしてた。
私が別れたくないのは別れて次の人がいない寂しさを紛らわすためだとか、私が彼のために変わろうと努力する気がないことも。
どうせ彼は私のことが好きだから別れを切り出さないだろうっていう甘い考えも見事に一蹴されて、別れを切り出すなら自分からって思ってたのに別れよっか、って言ったのは彼の方で。
何も言い返せなかった私は最後まで変わらなかった。
多分あの場でちゃんと言葉を発してたら、きっとこうはならなかったのだけど私は彼じゃなくて自分が可愛かった。
きっと彼は私がそうだってわかってたから、電話をかけた時点で別れるってわかってただろうし、だからあんなに淡々としてたのかな。
もし彼が電話のあと泣いてくれてたんなら私はちょっと救われる。
今日会って笑ってどこかに行けたら良かったけどそんなことは出来なくて一方的にさよならして逃げてきたから最後まで最低だったと思う。
ふられたっていう事実を認めたくないのと、今からだって遅くないんだけど、精一杯努力して私が変わればまだ彼は戻ってきてくれるかもしれないけれど、自分がそうしたくないのはわかってて、自分に甘い私に彼に頼む資格はない。
結局私は彼のことを見栄と自分のプライドのために利用してて、
実際のところ私が彼に抱いてた不満は別れを切り出すほど深刻なものじゃなくて、でも彼が思う私の嫌なところは別れたくなるほどのものだった、
正直なところ今はとても悲しいけど、私は彼が私を好いてくれるほど彼のことを好きじゃなかったし、どきどきしてたのは錯覚で、多分人間として趣味や世界観が好きだっただけで恋人にするべきではなかったのだと思う。
好いてくれたから好きだと思いこんだだけで。
別れて正解だったよって、初めから愛してなんかなかったよって、利用してただけなんだって言いたいのに言わないのはとどめをさしたくないから。
あわよくば復縁して寂しさを紛らわせるって思ってるから。
ストーカーになるのは私の方かもしれない。
あと一ヶ月も先なのに、記念日のプレゼントを用意してくれてた。
私の趣味を的確にわかってくれてたのは彼だった。
だから失いたくなかった。卑怯。
スケジュール帳に書いた月末のハートマークが虚しい。
別れるなんて想像もしてなかった。しかもこんな別れ方は。
さよなら
# D/ay