選考会のこと、生きかた

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卒業ライブの選考会のこと、私の生き方と考え方のこと。

私は割と現在に至るまで小手先で何とかする、何とかなっちゃうことしかしてなかったし、何とかならないことは才能がないから仕方ない、まあ向いていないのだし、と割り切って生きてきたのだけど、運動もギターも、

でも選考会は何故か今までに例をみないほど真剣に、真面目に、本気で歌いきって演奏しきった。
何故かと言われれば不思議なもので、卒業ライブ枠に選ばれたい!という強い気持ちはなかったに等しいし、というか終わって発表されるときも絶対にどう考えても私たちはないって信じきっていたし、
理由を考えるとすればそれは組んだバンドがゴーゴーだったこと、要するに宮尾の見ている前で大好きなバンド、思い入れのあって本人もやりたくて私自身彼女と組みたかった、そんなバンドの演奏がグダグダだなんて宮尾に抹消される、私もこの先彼女に顔向けできない、それに私もゆきさんが組んでいるのにずーっと憧れて言わば念願のバンド、
もう一つはドラムパツキンボーイがめちゃくちゃ真剣に歌っている、あんなにクールだったのに、私も演奏中クールでなくていいか、という安心と自信。

全然練習量は当日までに間に合わなかったけど、基礎練の大切さ必要さ報われる感じ、
努力なんて無駄、才能が全てだと思っていたけど、努力が報われることの楽しさ実感して、見える世界が変わった、
選考会の演奏は全てが上手くいったわけじゃ決してないけど、何度も何度も歌っていたら相変わらず足はガッタガタだったけど歌詞は殆ど飛ばなかった、何度も何度も弾いたソロが本番でも弾ける、間違えても冷静に対処できる、
演奏中に頭がいっぱいにならない、別のことを考える余裕が生まれる、

勿論在校生枠に選ばれたのは実力を認められたわけではなくて、
これだけできたんだからもっとできるでしょ、期待してるからね、
期待してるからね、
これに尽きるのはひしひしと感じるし先輩も言っていたし手放しで喜べない感がすごい、

期待を裏切らないように最善を尽くすのがこの先一ヶ月の私の試練、

忙しさが言い訳にならないのはわかるけれど、2月は本当に本当に忙しいから不安、

本当に演奏と歌に絶対の自信をつけて挑んだら、足は震えないのだろうか、

ちなみに前日、闇雲に練習せずに彼の家でハムと戯れたりだらだらすごしたから、絶対に私に当日悪い形で降りかかってくると確信して覚悟していたのだけど、終わってみるとむしろそのおかげで上手くいったような気がして、私の中でジンクスになりつつある、東京の前日にも会いに行こうかななんて、でも2週間ぶりに会ったから精神状態が生き生きしたんだろうなとも思うからあまり過信しないでおくことにする、