むだ

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引っ越しの準備をしている。
掃除は苦手だが模様替えとか整理整頓、思い切った断捨離なんかは好きなので割とやる気満々でいらないものを捨てていく。
基本的に生活に必要なもの以外は要らないと思っているので身の回りのものなんて大半は捨ててしまっても良いような気さえする。
生きていくのに娯楽は必要不可欠ではない。
ただそう割り切ってもなぜか美術、芸術の類は無駄だと割り切れない。
だから私は美術を学び、ガラクタともとられかねない物体を生み出しているわけで。
絵を描いたりものを作ることが苦手だったり嫌いな人間にとっては美術なんて無駄だろうと思う。
なぜそんな無駄なことについて日々考え創造しているのか、
芸術的な活動、美しいものに触れるという体験は一見不必要なようで生きていくのに重要なのだと思う。
美しい音楽、美しい絵画、人間たる生活を送るのにはやはり余計な事物や無駄、はたまた遠回りなんかも大切なんだろう。